千葉市緑区 夜中に停電!緊急出動
2024年11月30日更新
毎日暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
昨日は珍しく大雨&雷の日だったのですが、その晩緑区の方より「突然停電してしまって家の中が真っ暗なんです!」
というSOSを受けて緊急出動してきました。
下がったブレーカーを上に押し戻しても上がらなくなり、急いで四国電力さんを呼んだそうですが、「分電盤の中まで水で濡れています。宅内配線のことは管轄外なので電気屋さんを呼んでください」と言われ途方に暮れておられたようです。
家の外も中も真っ暗なお宅に妻と一緒に伺うと、懐中電灯を持って出て来られました。真夏の停電でエアコンも全て停まりますし、冷凍庫の中身も心配ですよね。もちろん給湯器も動かないのでシャワーも使えません。スマホの充電が残っていて良かったですね…
各ブレーカーをチェックすると電気はちゃんと通っていますが、やはり漏電ブレーカーが上に上がりません。
大雨による漏水でブレーカーが落ちたのかもしれないので、外から外壁をチェックするとちょうど屋根の雨樋がズレていたのも原因かもしれません。何らかの理由で分電盤まで水が入って来たようです。これは日中に大工さんにチェックしてもらった方が良いかもしれません。
ここは一旦、上がらなくなった漏電ブレーカーを新しいものに交換してみることに。
屋外の電気メーターの電気を停め、漏電ブレーカーの交換をしていきます。
こちらが今回手持ちの在庫から緊急で取り付けた漏電ブレーカー。
新しい漏電ブレーカーを繋げてみると…無事電気が復旧しました!
結局真夏に18時~22時まで4時間以上の停電でした。もしどの電気屋も電話に出なければ朝までこの状態だったのでしょう。
家の方も電気復旧にほっとした様子でしたが、今回なぜ突然ブレーカーが落ちたのか?また夜にこんなことにならないためにはどうしたら良いのか?たくさん質問されました。「ブレーカーって寿命があるんですか!初めて知りました」と。
普段意識することは少ないかもしれませんが、ブレーカーや分電盤も電気製品なので劣化します。
特に漏電ブレーカーなどの耐用年数は10~15年と言われています。
今回のお宅の古いブレーカーはこんな感じで20年ものでした。この大雨で漏水したので漏電ブレーカーが作動し、そのまま寿命を迎えたのでしょう。
こうならないためにも、ご自宅の漏電ブレーカーや分電盤はどのくらいの年数を迎えているか確認しておきましょう。普段からちょくちょくブレーカーが落ちるようになった、という場合は早めに見てもらいましょう。
今回のお宅はこれまでブレーカーが落ちることはなかったそう。
「真夏の夜に突然の停電」なんて寝耳に水、というより災害ですよね。
今回は分電盤の内部まで水が入ってきていましたので、大工さんを紹介し、後日明るい時間に屋根や外壁のチェックをしてもらうことになりました。
ついでに家の中の電気のご相談を伺ったので次回アップします。